2016年2月14日日曜日

Opium Fleur de Shanghai EdT(2005) by Yves Saint Laurent

My SOTD is Opium Fleur de Shanghai by YSL. It's better with spring sun than YSL's Opium Extract which I have. 

今日は関東でも春一番が吹きました。気候も暖かくて春爛漫ですね。そんな春の予感を感じさせる香りが着けたくてバルマンのヴァンヴェール(Vent Vert)と迷った挙句、サン・ローランのオピウム・フルールドシャンハイ(Opium Fleur de Shanghai)を着けました。

1977年に発表された名香オピウムにチャイニーズマグノリアを核にしたオーデトワレです。私は仕事でイタリアへ行った時にこの見慣れないボトルを見つけ(オピウムって書いているけど何?と)、試香した後に購入しました。たしか発売されたばかりの頃でした。


香り立ちはベルガモットやマンダリンがアクセントになっていますが、それはすぐに消えてしまいます。そして、しばらくしないうちに、白くて甘いお花の香りが漂ってきます。ジャスミンとマグノリアが優雅で春の柔らかな日差しを浴びているようです。一言申し上げたいと言わんばかりのスパイシーなカーネーションと濃厚なミルラがどっしりと花々を構えて離しません。ベースにはサンダルウッドもありますが、引き続きミルラが主張し、トンカビーンは柱の陰から顔を出している感じです。ミルラが濃厚とは言ったものの、オピウムの寒くて他を寄せ付けないドライな匂いとは違いました。ベースはオピウムのオリジナル版を彷彿とさせます。

女性向けとありますしパッケージもフェミニンなんですが、スパイシーで渋味がありますので、分量を間違えなければ(ロールオンアトマイザーを使用するなどして)モノトーンのスカートスーツにも合わせてみたくなる香りです。
単なるオピウムの派生形ではない、素敵なオリエンタルフローラルでした。


Top: マンダリンオレンジ、オレンジ、ベルガモット
Heart: チャイニーズマグノリア、スタージャスミン、カーネーション、ミルラ
Base: トンカビーン、サンダルウッド、ムスク

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